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MH的学生生活

建設日:2004/11/08
更新日:2004/11/08

 2004年10月の日記

 2004年10月31日(日)

6時起き。いったん研究室に寄ってから,日商簿記3級の予備校模試。70点が合格ラインのところ,自己採点では89点でした。これで簿記の勉強はしばらく放置できます。

午後,企業法務の課題。夜,公法Uの予習。0時就寝。

▽ 10月が終わり,明日から11月です。まだ後期も4分の1が終わったに過ぎないのに,どうしてこうも疲れているのでしょう。

 2004年10月30日(土)

6時半起き。午前,簿記の勉強。昼過ぎから研究室に出勤して,書類書き,書類整理,それから刑事Vの復習。

夕方帰宅し,夜も簿記の勉強。明日は日商簿記3級の予備校模試です。軽い気持ちで受けてきます。(^^ゞ

民法の自主勉強を少しして,1時就寝。

 2004年10月29日(金)

寝坊して,ぎりぎり1限にセーフ。これが雪道だったら間に合わないこと確実。(^_^;)

1限ローヤリング=クリニック,医療訴訟。医師の資格のある法曹が増えたら,医療訴訟はもっと充実したものになるんでしょうね。もちろん,医学の専門家でなければ医療訴訟ができないとは思いませんが,医学の専門家のほうがベターではあると思います。

2限民事W,二重起訴禁止。ぼぉ〜っとして,あんまり頭に入っていませんでした。いまひとつ,溜飲が落ちない感じ。

午後は民法の自主勉強をして,夕方帰宅。あとは久しぶりに簿記の勉強をしました。明日には日商簿記3級の範囲が一通り終わる予定です。1時就寝。

▽ みんな疲労困憊,極まってます。「無理するな」なんて言われたって,無理するしかない。それほどまでに,みんな追い込まれているのです。今日は遂に,クラスメイトがひとり救急車で運ばれました……。

 2004年10月28日(木)

体調悪し。風邪かしら。頭痛と嘔吐感。

はいつくばって学校にたどり着き,3限刑事V(30分遅刻),4限Lexis講習会(参加者2名),5限民事V(補講)を乗り切る。

5限終了後すぐに帰宅したものの,さすがに何も勉強しないのは良心が咎めるので,民法を少し勉強してから就寝。

 2004年10月27日(水)

朝起きて窓の外,雪が積もってます。ニュースによると,積雪8センチですって。まだ10月なのに……(O.O;)

とにもかくにも雪の中を自転車こいで研究室にたどり着き,商法の勉強。

2限商事U,株式。株式が範囲だったのに,営業譲渡とか民法と絡む,難しい問題でした。でも,民法と商法が絡むのは新司法試験向き。有意義です。

昼に現代取引民法の予習をし,4限現代取引民法,定期借地権。

夕方,刑事Vグループ発表の合議。明日正午の〆切が迫ってます。グループ発表のほうが個人の負担が少ないという先生の配慮らしいですが,何回も合議を重ねる分,大変だと思います。

終了後,体調悪し。21時帰宅。

 2004年10月26日(火)

7時半出勤。気合いで企業法務の予習。大和銀行事件の判旨(圧縮版で50ページ)を一気に読み飛ばします。

1限企業法務,大和銀行事件,株主代表訴訟。先週のリスク管理とも絡む,センセーショナルな事件です。おもしろい事件ですが,十分な予習をする時間がなかったのが悔やまれます。

2限民事V,休講,木曜5限に振り替え。民事Vの課題を提出完了。

3限ローヤリング=クリニック,証人尋問実習。先週金曜1限から移動してきたため,今週は2コマあります。教員が5名も参加して,いつもよりも緊張感のある授業でした。どうも民事訴訟法の勉強不足が足を引っ張ります……。

夕方,刑事Vグループ発表の合議。あさって〆切なのに,取りかかるの遅すぎ。でも,今日と明日の〆切の課題が多すぎて,みんな刑事Vまで手が回っていませんでした。

夜,刑事Vの担当部分の発表資料作り。それから24問中3問が残っていた民事Wの課題を仕上げ,提出完了。23時,初雪の降る中を帰宅。授業と課題だけで終わった一日でした。

 2004年10月25日(月)

7時半出勤。週明けなのに,疲れがたまってる感じです。

2限公法U,行政手続。だいたい1時間に1回ぐらい指されますが,今日のノルマも難なくクリア。簡単な問題でラッキーでした。

昼に商事Uの予習をして,4限商事U,会社の設立,最終回。民法と絡んだ問題が出題されました。破滅……(‐_‐)

5限,現代経済法B(経済法ゼミ)。先週に引き続き,和光堂粉ミルク事件。19時半終了,20時半帰宅。自宅で夕食。

ここ数日,頭の中で組み立てていた民事Vの構成を基に,課題レポートを一気に書く。23時終了,0時就寝。

 2004年10月24日(日)

6時起床。週末でもゆっくりと寝てられません。午前中は民事Vの課題等。

午後は刑事Vの課題。捜査記録と尋問記録だけで約80ページあります。まずは読むだけで精一杯。

夕方よりローヤリング=クリニックの課題のみっつめ(第6回)に取りかかる。資料をかき集めて網羅的に読みあさり,一気に書く。瞬発力勝負。0時校了,就寝。

▽ こうして全く休めなかった週末が過ぎ去り,明日からまた平日が始まります。まわりを見ても,多くの人が悲鳴をあげています。少々,異常な事態だと感じています。ハードさは入学以来最高潮に達しているやも知れません。

 2004年10月23日(土)

7時起床。

朝から出勤し,民事Wのレポート課題(テーマは「二重起訴禁止」)に取りかかり,7〜8時間費やすも終わらず。難解というよりも,物理的作業量が多いです。24問もありますもの。(‐_‐)

夕食後,先に〆切の迫った民事Vの課題に移行。こちらも正味3時間費やすも,まだ答案構成すらできない状態。こちらは難解な問題。普段なら考えるのが楽しい問題でしょうが,追い込まれているときは楽しむ余裕もありません。

0時困臥。(-_-)゜zzz…

▽ 新潟で大きな地震がありました。本当に天災の多い一年ですね。被災された方,心よりお見舞い申し上げます。

 2004年10月22日(金)

1限のローヤリング=クリニックが来週火曜日に移動したので,民事Wの予習。

2限民事W,債権者代位訴訟。わかってくると,おもしろいものです。先週の学生側からの要望を受けて(15日の日記参照) ,授業で扱うセクションの数や設問の割り振り等について教授のほうで検討をしてくださり,解決に向けて一定の前進が見られました。もっとも,問題の根っこはもっと深いと思うのですが……。

さて,これにて今週も終わり。午後は民法の自主勉強,企業法務の課題,簿記の勉強。

▽ 課題が山積みです。民事V,刑事V,民事Wは通常よりも多めの課題ですし,ローヤリング=クリニックは今日課題を出したのに,次の課題の〆切が4日後です。週末も全く休めなさそうです。

「レポート課題は〆切まで2週間程度を確保する」という前期の学生側と教員側の事実上の協定は,後期になって担当教員が替わったため,全く守られていません。

こういう週にゼミ発表が入っていたりすると,間違いなくぶっ倒れます。(-"-;)

あ,隣で来週にゼミ発表準備が入っている人がいます。大丈夫かしら……。

▽ 私の後期の時間割を公開しました。

 2004年10月21日(木)

昨晩寝る前に服薬した薬に睡眠誘発成分が入っているらしく,一日中睡魔との格闘でした。薬が効きすぎる体質も困ったものです。

午前中は頭が3割くらい活動停止しながら民事Wの予習。明日の授業では債権者代位訴訟だけで90分です。空恐ろしいです……。

3限刑事V,弁護人依頼権,弁護人の権利と義務。現行司法試験のような10行程度の問題文と違い,数枚,ときに数十枚という書面の中から重要な事実をピックアップして争点を整理する能力が問われます。まだまだ訓練が必要です。サスペンスドラマみたいで,結構おもしろいですけどね。

私たちのこれまでの視点は,判決の時点から遡って,あのときのあの処分は違法だとか論じていたように思います。しかし,「その時点」における視点で救済方法を考えなければ,違法な捜査から被疑者・被告人は守れません。これも大事なこと。

民事Wの予習の続きをして(まだ終わらない……),17時半〜20時でビデオ上映会。「民事訴訟第一審手続の流れ」とかいう司法修習研修用ビデオでした。部分的に睡魔に負けました。薬のせいでしょう。きっと。うん。

21時帰宅。民法の自主勉強,昨日からずっと相対的過失相殺論の計算にはまっています。誰か教えてください!0時半就寝。

 2004年10月20日(水)

7時起床,8時出勤。

ローヤリング=クリニックの課題のふたつめ(第5回)の課題の目処をつけ,商事Uの予習。

2限商事U,会社の設立。授業終了後,「権利能力なき社団なのに,なぜ権利能力が制限されるのか」という禅問答みたいなことをやっていました。(笑)

昼,現代取引民法の予習をさらっと済ませ,ローヤリング=クリニックのひとつめ(第4回)の課題(本日18時〆切)を提出完了。と思ったら,第6回の課題の〆切が来週火曜日というメールが来てました。1週間で課題3つはどう考えても多すぎです。

4限,現代取引民法,金融法。授業を聞きながら,DCF(現在割引価値)の計算プログラムをエクセルで作ってました。借地法と金融法が同じ時代背景の中で連動しているという話はおもしろかったです。

夜,抱えている課題をほったらかして,民法の自主勉強。絶対的過失相殺と相対的過失相殺にはまって,1時まで悩み,解決せずにダウン。就寝。

 2004年10月19日(火)

6時起床,7時過ぎ出勤。授業の準備。

1限企業法務,リスクマネジメント。宮崎信用金庫事件を題材に,コンプライアンスも絡んだ議論。社会正義至上主義の私にしてみれば,少しブレーキをかけてもらった感じで,ためになる議論でした。

2限民事V,過失と違法性。安全配慮義務の理解が進みました。めでたし。

午後はフリー,授業なし。今週ふたつ抱えているローヤリング=クリニックの課題のうちのひとつ(第4回)をやっつけ,あとは民事Vの復習,商事Uの復習,簿記の勉強,企業法務の課題(即日完了!) 。

0時半タイムアウト,就床。

 2004年10月18日(月)

6時起床,7時半出勤。寒さに耐えかねて,遂にマフラーを投入。今年の冬は徒歩通勤ですから耳当ても欲しいところです。

まず,公法Uの予習。もんじゅ訴訟の評釈を読み,答案の補充。2限公法U,行政処分。今日は時間内に全ての設問を扱うことができました。

昼,商法の勉強。4限商事U,会社の設立。前回の答練の答案が返却されました。評価悪し。今回の答練の範囲も会社の設立。今回は論点も絞られていたので,書きやすかったかな。でも,理解の甘いところを発見……。

5限経済法ゼミ,和光堂粉ミルク事件。憲法・行政法も絡んで,おもしろい事件でした。

今週は課題が多くて大変です。刑事Vの課題を仕上げ,企業法務の予習に手をつけ,帰宅。0時半就寝。

 2004年10月17日(日)

休日らしく朝寝,午前は家事。

午後は簿記3級の勉強。元来数字が好きな私には楽しい。悩む問題なんて何もないですし。会計士のほうが向いてたかな……。

夕方,公法Uの予習,もんじゅ訴訟ほか。授業では芝池=高木・ケースブック行政法(弘文堂,2004)を使っているので,芝池義一・行政法総論講義(有斐閣,第4版,2001)が使い勝手がよいですが,私は塩野宏・行政法T(有斐閣,第3版,2003)が論旨が明確で好きです。

塩野宏・行政法Uが行政事件訴訟法改正に合わせて,早く改訂されないかなぁ〜,と首を長くしているところです。その点,芝池先生は早速,行政救済法〔第2版補訂増補版〕(有斐閣,2004)を出したあたり,仕事が速い。若さですかね(ぼそっ)

夜,自宅で日本シリーズの終盤戦を観ながら夕食。刑事Vの課題。0時半就寝。

 2004年10月16日(土)

8時起床,10時出勤。

午前〜15時,民事Vの課題,奥さんから旦那の浮気相手に慰謝料請求した判例2件につき私見を述べる。内容も構成も,奇抜なものになってしまいました。(^_^;)

今回の答案提出担当者(3回に1回まわってきます)は各自,答案を電子掲示板(BBS)に書き込みしなければなりません。15時〆切でしたが,サーバーが重くて,みんな書き込みに苦労していたようです。

夕方,刑事Vの復習。

夜,晩酌しながら簿記の勉強。23時半,力尽きる(酔いつぶれた?笑)

 2004年10月15日(金)

5時起床,7時半出勤。授業の準備。

1限,ローヤリング=クリニック。5対5に分かれてディベート。先生の「ディベートとは,自分を活かし,相手を活かすこと」との言葉が印象的でした。私の経験してきた議論とはずいぶんと質の違うもののようです。

私が省庁交渉等で経験したものは,のらりくらりと答弁をかわす役人に対し,「どれだけ相手を追い込み,有利な答えを引き出せるか」というものでしたから,相手を活かすなんて考えたこともありませんでした。貴重なことを学んだ授業でした。

2限民事W,法人でない団体の当事者能力,任意的訴訟担当。授業の最後に学生側から要望が出て,課題の量,授業方法について,もう一度考え直していただけることになりました。

「考える」勉強を止めたくはありません。諦めず,辛抱強く,考え続けたいと思います。しかし,時間には限りがあります。「考える」勉強は,詰め込む勉強よりも非効率に見えることもあります。ゆえに,心が揺らぎます。

午後は民法の自主勉強。16時に帰宅して,夕食は自炊。夜,明日〆切の民事Vの課題。

1週間の疲れをとるため,23時半就寝。

 2004年10月14日(木)

6時起床,7時半出勤。民事Wの予習。12時半まで粘るも,完了せず。(-"-;)

無理です。多すぎます。民事Wは長谷部由起子ほか『ケースブック民事訴訟法』(弘文堂,2004)を使っており,今回の予習範囲は§§5&6です。3日間で10時間ぐらい予習に費やしましたが,結局終わりませんでした。周りで訊いてみても,私のように8〜10時間かけている人もいれば,わからないところは飛ばしてやっつけている人,もはや諦めている人,さまざまです。

3限刑事V,職務質問・所持品検査・任意同行。後半(木曜日)クラスは17名になったようです。裏で開講している租税法の影響か,前半(火曜日)クラスは28名ですから,ずいぶんと偏りがあります。授業で討議して,任意処分と強制処分,任意捜査に伴う有形力の行使の論点の関係が,すぱーっと頭の中で整理できた気がします。(^o^)v

4限,ローヤリング=クリニックの課題についての合議。明日の1限で,5人ずつ2チームに分かれて発表。わがチームは交通事故事案,相手チームは建築紛争事案。どちらもよくわかりません。難しいです。

夜,ローヤリング=クリニックの課題について,どうも引っかかるところを調べ直し,本日〆切の刑事Vの課題を書き上げ,両者完了。刑事Vの課題もトータルで10時間ぐらいかかったような……。しんどいです。

22時半に帰宅し,遅い夕食を自宅で済ませ,0時就寝。

▽ 新司法試験合格者,初年度800名の衝撃。目には見えない形で影響が出てきています。しかし,まだ学生側には,大学側の何のアクションも見えません。

もちろん,大学側が何も考えていないとは思えませんが,アクションが見えないがゆえに不安になるのです。このままであれば,学生は大学から徐々に離れ,結局予備校に流れてゆきかねません。

必要なのは,大学側と学生側の対話だと思います。

 2004年10月13日(水)

6時半起床,8時出勤。民事Wの課題,商事Uの予習。

2限,商事U。会社の設立の答練。30分で2題。厳しすぎます。途中答案ならぬ,「書き始め」答案で終わった方も。論点が完璧に頭に入ってて,びゃびゃっと出てこないと書き上がりません。

昼休みと3限は4限の予習。4限,現代取引民法。本日は瀬川教授による金融法。利息制限法の判例の変遷とか,社会事情を背景にした話がおもしろいです。ちょっぴり日本史っぽい授業でした。

夜,民事Wの課題。いつの間にか力尽きて寝てました。

 2004年10月12日(火)

研究室にて8時起床。

1限,企業法務。損失補填事件を題材に討議。毎回,1,000字程度の簡単な意見書等の提出が科されます。いや,課されます。

2限民事V,過失。予見可能性説と結果回避義務説,ハンドの定式。

昼休み,商工会議所に日商簿記検定の申し込みに行って来ました。商工会議所は大学から自転車で10分以内の街中にあります。ところが,受験会場は実は街中ではなかったのです(家からだと1時間はかかるなぁ……)。ちょっぴり,がーん。しかも,帰りに通り雨にやられました。

夕方,ローヤリング=クリニックの課題を提出完了し,少し仮眠。

晩ご飯をクラスメイトと共に。近頃めっきり自炊派なので,みんなと食べるのは珍しいことです。

夜,急遽経済法ゼミが開かれたようですが,急なことだったので欠席してしまいました。経済法よりも必修科目,経済法よりも民法。世知辛いもんです。

20時帰宅。刑事Vの課題,企業法務の課題(即日完了!),民事Wの予習,簿記の勉強。1時半,就寝。

▽ 第161回国会(臨時会)が開会されました。今国会も重要法案が目白押しです。裁判所法改正案,刑法改正案,民法改正案など。民法改正案は参院先議となっています。

まだ法案要綱を見てないですけど,刑法の法定刑引き上げ,公訴時効の延長,民法の現代語化などが予定されているようです。裁判所法改正案は私たちにとって切実な問題,司法修習生の給費制から貸与制への移行です。

 2004年10月11日(月・祝)

祝日。月曜日が休みになると何が嬉しいって……おっと,この話はおとといの日記で書いてましたね。とにかく,嬉しい。(o^-')b

といっても家で休むわけでもなく,普通に朝から出勤。午前,民事Vの課題。ハンドの定式について。

午後,民法の自主勉強,共同不法行為。どうも刑法の理論とごちゃ混ぜ(むしろ,刑法の理論しか頭に入ってない)になります。厄介なところです。

ファミレスで食事しながら,更に民法の自主勉強。表見法理と権利外観法理って違うと思ってるのですが,違うんですよね??誰か教えてください。

夕方,いったん帰宅して仮眠。21時半,再出勤。

民事Vの課題,企業法務の予習,民事Wの予習。4時半就寝,5泊目。

▽ 六法やら民法の教科書を買おうと思いつつ,今秋の民法改正が気になって,いまいち買う気が起きずにいます。どうせすぐに改訂版が出そうですから……。

 2004年10月10日(日)

午前,刑事Vの課題。やっと終わりが見えた感じ。

午後,予備校でアドバイザー業務。日商簿記3級でも受けようと思って,資料集めをしてました。というのも,企業法務の授業で,日商簿記3級レベルの中間試験が実施されるのです。

どうせやるなら,形が残った方が嬉しいですよね。そういうわけで,11月21日(日)の検定を受験します。……たぶん。

夕方,ローヤリング=クリニックの課題についての合議。今回は5名による班発表。プレゼン資料の提出があさって〆切です。 筋書きはできあがったものの,これでいいのか,まったくもって不安です。

夜,刑事Vの課題の続き。時間かかりすぎ。でもまだ終わりません。

民事Vの課題に手をつけ始めたところで時間切れ。1時就寝。

 2004年10月9日(土)

8時起き。今日から3連休。何が嬉しいって,月曜の経済法ゼミがないと,負担がすごく減ることが嬉しいです。

終日,民法と刑事Vの課題。民法は着々と自主勉強を進めています。しかし,やればやるほど,自分が今までいかにいい加減な答案を書いていたか認識します。ロースクールに入らず,何も気づかずに現行司法試験を受け続けていたら,まさに「原因において不合格な筋肉労働」だったかも知れません。

刑事Vの課題は難しい。今まで見たことがないような設問ばかりです。司法修習でやりそうな感じの話。時間ばかりかかり,前に進みません。

完了せず,明日に積み残し。0時就寝。

▽ 数日前の朝,雪虫を見ました。綿毛のような白いお尻の虫です。これがちらちら飛ぶと,雪が近いと言われているそうです。

北海道は,もうすぐ長い長〜い冬に突入します。

▽ 関東・静岡周辺では台風で大変だったみたいですね。かつて私が住んでいた横浜の家の近所でも,土砂崩れで線路が埋まっていました。お見舞い申し上げます。

 2004年10月8日(金)

研究室にて8時起き。

1限ローヤリング=クリニック,実務家教員と相談役学生による模擬法律相談。精神保健福祉法の話が出ましたが,このへんは私の得意分野(商売ですから)。2ヵ月ぐらい後には,実際に法律相談の実習があります。ちゃんとできるようになるのかしら……至極心配です。2限民事Wが休講になったので,30分ぐらい延長。

これにて今週の授業は全て終了。夜まで基本的に民法の自主勉強。前期の民法の成績が悪かったことを反省し,今期は民法の自主勉強に力を入れることにします(っていうか,前期に全く自主勉強をしなかったことが大問題)

他,午後に教授とアポが2件。5時に帰宅。帰宅後も民法の自主勉強。自分の詰めが甘いところ,いい加減なところ,いっぱい発見できます。地道にがんばりましょう。

今日はちゃんとベッドで寝られます。しかし,1時半にベッドに入るも,寝付けず。3時頃就寝。

▽ 新司法試験の初年度合格者数が800名になりそうだと報道されています。

それとなしに噂で聞いていたので,私には「やっぱりか」という感じですが,全国的には衝撃的なニュースでしょう。

当初,合格者7〜8割と言われたロースクール構想。ふたを開けてみれば34%です(2年目以降は2割程度)。会社を辞めて入学してきたクラスメイトは「辞表提出を動機の錯誤で無効主張したい」と宣っていました。(笑)

私自身は,あんまり趣味(独禁法とか)に走ってる場合じゃないなぁ,と感じています。余裕さえあれば,予備校にだって通いたい気分です。

ロースクールに3年通い,3年受験して,3回とも落ちる人が5割発生する計算です。大学卒業後すぐにロースクールに入っても,全てが終わったときには28歳。手元には何も残っていない。そういう不幸な人を大量生産するシステムになるわけです。

 2004年10月7日(木)

3限の刑事Vを振り替えで火曜日クラスに出たので,今日は授業なし。

午前と午後に90分ずつ,LexisNexis社の講習会を受講していました。Lexis.comは米国の最大級のデータベースで,法学分野では判例・成文法・論文・ニュースなどが収録され,日本の他のデータベースとは比較にならない総合データベースです。

何よりも驚いたのは,私が持っているAreedaの独禁法の教科書(コンパクト版で2冊組38,000円くらい)の,フルバージョン(23冊組で約30万円?)が収録されています。これで買う必要がありません!(買うつもりもないけど)

夕方,ローヤリング=クリニックの課題について合議。

夜は刑事Vの課題。考えてみたら,今まで人生で刑事訴訟法の答案は4通しか書いたことがありません。3通は大学の学部試験で。1通はロースクールの入試で。苦手とか言う前に,単に勉強不足です。

2時にやっと書き上げ(10時間ぐらいかかったかな……),力尽きる。今週4泊目。

 2004年10月6日(水)

昨晩早く寝すぎたので,4時起き。出勤前に自宅で一仕事完了。

7時半出勤。現代取引民法の予習。

2限,商事U。前回の実力試験の講評と解説。無惨に散りました。

昼休み,クラスメイトらと授業のあり方について議論しながら昼食。1ヵ月ぶりぐらいに学食で食事をしました。

4限,現代取引民法。民事Uの吉田克己教授と民事Vの瀬川信久教授が半々で担当なさいます。今日は吉田教授の担当回。民事Uの授業と比べると,平和です。平和すぎて眠くなります。民事Uの授業でも寝てるときありましたけど……(;^_^A アセアセ…

夜はローヤリング=クリニックの課題についてリサーチ,商事Uの復習,民事Wの予習などなど。

寝袋に入る元気も残っていません。5時,行き倒れ。

▽ 前期よりもクラス全体の雰囲気が「現行司法試験」にシフトしているのを実感する今日このごろです。来年は結構な人数が現行司法試験を受けそうな気配です。新司法試験の合格予定数を見れば,そういう気持ちもよくわかります。

 2004年10月5日(火)

8時半に目が覚め,すぐに8時45分から1限企業法務。実務家教員による授業です。簿記・会計関係や破産関係,労働関係など,企業に関する法律問題を手広くやるそうです。本日はガイダンス的なことと,UFJ合併問題について討議。

2限民事V,不法行為序論。趣味的にやった物理計算が案外お役立ちでした。肝心の授業の議論は,深めるところは深め,各論部分は後日に委ね,まさに「序論」として相応しい議論になりました。

昼休みと3限はローヤリング=クリニックの課題について下調べ。

4限刑事V,刑事訴訟法の目的・訴訟手続・構造論・刑訴法の原理原則。事例問題研究の授業としては初の実務家教員のご登壇。クラスを2つに分けて,20数名ずつの2クラス編成。私はあさって所用が入っているので今週だけ火曜日クラス。来週以降は木曜日クラスです。普段の半分の人数だと,教員との距離を近く感じますね。

5限時間帯でローヤリング=クリニックの課題について合議。受講者10名が2班に分かれて,それぞれの課題についてリサーチし,プレゼンするというもの。私の班は交通事故事案を担当。

デパートで夕ご飯の惣菜を買い,19時半に帰宅して夕食。久しぶりに自宅で食事を済ませ,テレビを見ながら洗濯・アイロンがけ。

終了後明日の授業の資料を読み始めるも,22時半ころ,意識混濁。

▽ 先端・発展プログラム(15単位以上履修)は生活部門かビジネス部門か,どちらか一方の部門から10単位以上履修しなければなりません。ところが,来年はビジネス部門で,現代取引民法・租税法・現代商取引法Tなどが開講されません。

それを考慮して,なるべく来年開講されない科目を履修しておかないと,来年苦しい思いをすることになります。しかし,ここでも忌まわしきキャップ制が……。

 2004年10月4日(月)

8時,研究室で目が覚めてから公法Uの予習の続き。

2限公法U(行政法),行政立法。議論が盛り上がりすぎて(?),時間オーバー。いまひとつケースブックの設問の予習が役に立たず。

昼休みと3限時間帯で5限の経済法ゼミの予習。遊戯銃組合事件(デジコン電子事件,エアーソフトガン事件)の判決全文を読もうとしたら100ページぐらいありそうな勢い。とりあえず判例百選でポイントだけ押さえる。

おかげさまで商事Uの予習はできず。昼食も満足に取れず。

4限商事U,いきなり実力試験(なぜか出題範囲は民法)。ふぅ。あんまり書けませんでした。

5限(+6限+7限+……)経済法ゼミ。盛り上がった議論でした。競争の実質的制限とか,公正競争阻害性とか,理論的に詰まっていない部分。ゆえにおもしろいのですが。

22時にゼミが終わり(休憩抜いても5時間!),いったん帰宅してシャワーと家事を済ませ,23時半研究室戻り。ルームメイトと今日のゼミの内容について2時まで合議。経済法で盛り上がり過ぎですが,前期のゼミが法科大学院内では私ひとりだったのと比べ,後期はふたりに増えたので頼もしいです。

午前2時を過ぎてから民事Vの予習に着手。列車が子供を轢いた事件。みんなは列車運転士の過失を認めたようですが,そもそもすぐに急ブレーキをかけても轢くことは避けられなかったと認定して過失を否定(ちゃんと物理計算で確かめました)。

5時,研究室のイスの上にて力尽きる。

▽ 前期の成績が発表されました。私の成績の速報値は秀(A+)1個,優(A)4個,良(B)3個,可(C)1個,不可(D)0個でした。入試の成績が最低レベルだったことからすれば,少しはレベルアップしたのでしょうかね。

 2004年10月3日(日)

朝,研究室に資料を取りに行って,自宅で行政法。前期に自主ゼミでやった部分なので,予習は順調。かなり深めて考えることができたと思います。

午後,生まれて初めて競馬場に行ってみました。自宅が札幌競馬場の目の前なのに,引っ越してきてからこの1年,行ったことがありませんでした。今日は今年の札幌開催の最終日ということでぶらりと行ってみたのですが,芝生がたくさんあって公園のようで良かったです。ギャンブルに興味はないので馬券は買いませんでしたが,馬が走る姿は躍動美という感じでかっこいいですね。来年はもう少し足を運んでみることにします。

22時に再出勤して,刑事Vの課題と公法Uの予習。〆切4日前に完了。\(^^@)/

しかし,4時就寝。週の初めから研究室宿泊。

 2004年10月2日(土)

家事を済ませてから8時半出勤。10時〜17時半でシンポジウム。テーマは「競争秩序への多元的アプローチ―実定法学のクロスロード―」で,競争秩序に民法・刑法・経済法・法哲学等のさまざまな角度からアプローチします。

京都大学の潮見佳男先生,慶応義塾大学の伊東研祐先生,帝京大学の厚谷襄児先生など,著名な先生方もいらっしゃいました。

しかし,難しかった。テーマ自体は以前から興味のあったものなのですが,ちょっぴり異次元な感じでした。これが「法学」の最先端なのでしょうか。私にはずっとずっと遠いところのような気が致します。自分自身の勉強不足を痛切に感じましたが,また日々研鑽してゆくことにしましょう。

経済法ゼミの院生と一緒に夕食を済ませ,夜は刑事Vの課題。〆切が近いと思って追われていたのですが,〆切がいつの間にか延びていました。(^_^;)

一日中フル回転だったので疲れました。1時半帰宅,2時就寝。

 2004年10月1日(金)

6時起床,7時半出勤。前期の成績が配布される予定でしたが,月曜日に延期になりました。

後期授業開始。1限ローヤリング=クリニック,弁護士業務概論。結局履修者は10名まで減りましたが,議論にはちょうどよい人数かも知れません。盛り上がった良い議論でした。

2限民事W,審判権の範囲,訴訟と非訟。予想通り全範囲は終わらず。後半の「訴訟と非訟」はやらないことに……って,そんなんでいいのでしょうか?

午後は図書館で調べ物したり,資料を集めたり。

16時に帰宅して,自宅で明日のシンポジウム(科研基盤A主催「競争秩序への多元的アプローチ―実定法学のクロスロード―」)の資料読み。0時就寝。

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